汚れが付着してしまい見栄えが悪くなった外壁も、高圧洗浄することで見違えるようにきれいになることがあります。
外壁への高圧洗浄が必要な理由や高圧洗浄機で落ちる汚れなどについてまとめました。
外壁の高圧洗浄をする理由とは?
外壁に使われる外装材の性能が向上し、従来よりも耐久年数が長くなってきました。外壁塗装の場合には、フッ素塗装で15年~20年、シリコン塗装で12年~15年もの耐久年数があります。
しかし、風雨や排気ガスなどによって、外壁には埃やカビなどの汚れが付着してしまいます。汚れがついたままの状態では、美観を損ねるだけではなく、耐久性にも影響してきます。
また、ブラシやスポンジを使ってこすっただけでは十分に汚れを落としきれないため、高圧洗浄機による洗浄が必要なのです。
外壁洗浄を含む外壁リフォームの工事内容、費用に関しては下記の記事で詳しく説明していますので、参考までにご覧ください。
外壁の修理・リフォームする場合に費用相場と必要な工事を解説
外壁に使用できる高圧洗浄機の種類と特徴
高圧洗浄機には動力による種類があり、長所や短所があります。
「インダクションモーター」は耐久性が高く、モーター音もさほど大きくありませんが、ただし、電力の周波数によって機種が異なるため、50HZの東日本エリアと60Hzの西日本エリアをまたいで使用することはできません。
「ユニバーサルモーター」は比較的軽めで、どちらの周波数でも使えますが、モーター音は「インダクションモーター」より大きく、耐久性も劣ります。
「ガソリンエンジン」は耐久性が高く、電源が不要ですが、モーター音が大きいのが難点です。
また、家庭用の高圧洗浄機は、耐久性や洗浄力の面で業務用に比べると、使用されているパーツの精度が違うため破損することも多く、耐久度が著しく劣ります。
外壁の汚れは高圧洗浄で落とす
高圧洗浄機は水を使用して汚れを落とすため、外部や浴室など水浸しになってもよい場所での使用が基本です。
外壁塗装前の下地処理としての洗浄にも、高圧洗浄機が使われています。
たとえば、外壁の泥汚れや、タワシで擦っても落としきれないコケやカビも、高圧洗浄機であれば凹凸に入り込んだ汚れも落とせるためキレイになります。ベランダの排水溝や目地の汚れ、車の清掃、浴室の床の溝の汚れなども高圧洗浄機で落としやすいです。
高圧洗浄でも落ちない外壁の汚れとは
高圧洗浄機は水圧によって汚れを剥がして落とすため、落ちない汚れもあります。まず、太陽光によって外壁が変色してしまっている場合には、高圧洗浄機をかけても効果はありません。
高圧洗浄機ではそのままの状態では水垢は落とすことはできないため、風呂用洗剤などを使って汚れを浮かした後に使用します。油汚れも粘着性があるため、高圧洗浄機では落とすことはできません。スチーマーの方が向いています。高圧洗浄機の特性にあった場所に使用するようにしましょう。
外壁に高圧洗浄をするときの注意点
外壁の高圧洗浄を行う際には、ガリバリウム鋼板など外装材によっては、一か所に集中して水を当ててしまうと、損傷する恐れがありますので注意が必要です。また、塗装した壁の表面の塗膜が剥がれる、窯業系サイディングの継ぎ目のシーリング削れるといったケースもあります。水圧を調整しながら作業をしていきましょう。
外壁の洗浄など外部で使用する場合には、近隣への音の問題から、住宅密集地では使用する時間帯に配慮が必要です。
高圧洗浄は外壁を塗り直した後のようにきれいにする効果が期待できますが、外壁などを損傷しないように注意する必要があります。専門の施工業者に依頼することも検討してみましょう。
外壁洗浄を含む外壁リフォームでは色々と迷われることが多いと思います。リフォマでは外壁リフォームを行った方にアンケートを実施しましたので、経験者の意見を参考までにご覧なってはいかかでしょうか。
経験者1000人に聞いた外壁リフォームアンケート
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