2017年10月30日

エアコンクリーニングの種類と方法

エアコンクリーニングはエアコンをきれいにするだけでなく、故障を防ぐ大切なメンテナンスです。 しかし、エアコンクリーニングにはどんな種類や方法があるのか、どんなタイミングで行えば良いのかいまいちわからないものですよね。 ここではエアコンクリーニングの種類だけでなく、クリーニングを怠るとどんな事態に陥るのかについてもご紹介していきます。

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エアコンクリーニングとは


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エアコンクリーニングは、エアコンに欠かせないメンテナンスです。

エアコンは室内の湿度と温度を快適に調節する大事な役割を持っているため、しっかりとメンテナンスを行い、シーズン中に問題なく使える状態にしておきましょう。

そもそもエアコンは、室内機に部屋の空気を取り込み、熱交換器で設定温度の空気に変換して部屋の中に送り込むという仕組みで稼働しています。

空気を取り入れる段階で、チリやホコリも一緒に取り入れてしまいますが、フィルターでキャッチしてくれます。
エアコンが最適な方法で稼働するためには、このフィルターも定期的にクリーニングが必要です。
一見割高に感じますが、クリーニングを怠ると稼働効率が悪くなり、結果的に電気代が高くなります。

また、エアコンに限らず、温度差がある場所には結露が起こります。
結露はカビ繁殖を助長させる原因になり、人体に悪影響が出る可能性もあります。
快適な室内環境を保つためにはエアコンクリーニングが必要なのです。

エアコンクリーニングを専門業者に依頼すると、家庭用エアコンであれば1万円~3万円程度の費用がかかります。
手入れをしていないエアコンは電気代が余計にかかってしまうので、省エネのためにも定期的なクリーニングが必要です。

家庭用エアコンのクリーニング頻度


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エアコンのフィルター部分は、チリやホコリでもっとも汚れやすい箇所です。
エアコンのカバーを開いたところにある、網戸のようなものがフィルターです。

フィルターは月に1~2回はお手入れをしましょう。
こまめなお手入れが必要な箇所ですが、ご自身で簡単に行うことができます。

しかし、フィルター以外のエアコン内部はお手入れが難しいので、専門業者への依頼が必要です。
頻度は最低でも2年に一度は行いましょう。

業務用エアコンの場合


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商業施設やオフィスで使用される業務用エアコンは、年に1回のクリーニングを目安に専門業者へ依頼しましょう。

業務用エアコンには天井カセット形、天井吊り形、床置き形などのタイプがあります。
天井カセット形や天井吊り形だと、脚立を用いて高所での作業になるのでセルフクリーニングは困難です。

誤った方法でセルフクリーニングをしてしまうと故障につながり、クリーニング費用だけでは済まなくなってしまいます。
リスクを回避するためにも、専門業者への依頼で確実なメンテナンスを行うようにしましょう。

エアコンクリーニングの種類

エアコンクリーニングの方法には、いくつか種類がありますのでご紹介していきます。
汚れの具合や状況に応じた、適切な方法でクリーニングをしましょう。

セルフクリーニング


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ご自身でエアコンを分解してクリーニングする方法です。
もっとも費用を抑えられますが、誤った方法で分解し、故障につながってしまうと、修理にさらなる費用がかかってきます。

セルフクリーニングで行う範囲はフィルター清掃までに留めておきましょう。

フィルターの清掃には掃除機を用います。
エアコンのカバーを開き、まずは掃除機でフィルターの片面のチリやホコリを吸い取ります。

その後フィルターを外して、もう片面を吸い取ります。
基本的なフィルターの清掃はこれだけで完了ですが、取り切れない汚れに関しては水洗いを行います。

よほどでなければ洗剤を使う必要はなく、水洗いのみで問題ないですが、使用する場合は中性洗剤を薄めて使いましょう。

エアコンの機種によっては、自動でクリーニングをする機能が搭載されているものもあります。
セルフクリーニング機能があるからといっても、人為的なクリーニングがまったく必要ないわけではありません。

メンテナンスの頻度は減りますが、専門業者に依頼すると内部構造の複雑さから、費用が割高になることがほとんどです。

オーバーホール


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オーバーホールは、エアコンクリーニングのもっとも総合的なメンテナンスです。
室内機、室外機だけでなくダクトの隅々まで分解して、徹底的に洗浄する方法です。

分解した部品を業者が持ち帰り、ひとつひとつ時間をかけて丁寧にクリーニングしていきます。

長年メンテナンスを行わずに放置されたエアコンは、オーバーホールで徹底的にクリーニングしましょう。
デメリットとして部品を預ける必要があるので、その期間はエアコンを稼働させることができません。

一般的に約3日間かかりますので、オーバーホールでのメンテナンスはエアコンのシーズンオフに依頼することをお勧めします。

完全分解

オーバーホールは業者が部品を持ち帰って徹底的にクリーニングすることですが、完全分解は壁にかけたままの状態で可能な限り分解をしてクリーニングをします。

オーバーホールほど細部にわたってのクリーニングはできませんが、ほとんどの部分の汚れは除去することが可能です。
作業自体も1日以内で完了でき、費用も1.5万円~2万円程度で行えます。

年に一回のペースで、定期的にクリーニングをしていれば完全分解でも十分に清潔さを保てます。

簡易分解

費用も安く時間もかからず、もっとも手軽に行えるエアコンクリーニングです。
家庭用エアコンのクリーニングにおいて、最低限必要な範囲内での作業になります。

高圧洗浄機を用いて、内部に溜まったホコリや汚れを除去していきます。
シーズンオフ以外の時期でも手軽に行えるクリーニングです。

こんな症状が出たらクリーニングの検討を


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部屋が暖まりにくい、涼しくなりにくい

最適な温度に設定しているにも関わらず、なかなか設定した温度に安定しないという症状です。

エアコンは部屋の空気を取り入れて温度を調整していますが、フィルターにチリやホコリが溜まると空気を取り込むのに弊害が生じます。

チリやホコリが溜まったエアコンは設定された温度にするために、必死で空気を取り込もうとします。
すると、本来よりも余計にパワーを働かせてしまいます。

結果的に過剰運転となり電気代も余計にかかってくるので、部屋の温度が安定しないと感じたらエアコンのフィルターを確認してみましょう。

エアコンから異音がする

フィルターを清掃したにも関わらず、エアコンの内部や室外機からボコボコやカチカチという音がした場合は専門業者の出番です。

内部に異常があれば、分解でのクリーニングが必要になってきます。
フィルター以外の部分は、知識が無い私たちが下手に触ることによって、ますます異常を助長する可能性が高いのです。
早めの対策を施して故障を回避しましょう。

エアコンクリーニングで快適な生活を

快適な生活には、最適な室温調整が重要ですよね。
エアコンはそのための大切な働きをしているので、日ごろのメンテナンスは欠かせません。

年に一度は専門業者に依頼して、しっかりとクリーニングを行いましょう。

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