2018年2月2日

キッチン水漏れが発生したときの対処法

キッチンで水漏れが発生!被害を広げないためにすぐにしておくこと、根本的な修理方法を解説

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キッチンの水漏れとは

家の水まわりの中で最も使われている場所がキッチンです。 水まわりの住宅設備は使えば使うほど消耗していくため、ある日突然床が水浸しになっていることもあります。

キッチンのどこかから水漏れが発生、そんなときは慌てずに対処する必要があります。 これ以上被害を広げないためにすぐにしておくこと、そして根本的な修理方法をご紹介します。

キッチンの水漏れの原因と応急処置

キッチンの水漏れの原因は、給水側排水側の2種類に分けて考えてください。 給水側はすぐに対策をしなければ水が流れ続けるのに対して、排水側は水さえ使わなければ水漏れは発生しません。

給水側

給水側の水漏れの原因は、ほとんどの場合が接続部や可動部のパッキンが消耗して劣化してしまうことにあります。 蛇口を閉めているのに水が止まらなかったり、蛇口を閉めたことで管の接続部から水が漏れている場合はパッキンの不良だと考えましょう。

応急処置としては、接続部のナットを時計回りに増し締めしてください。 これで一時的に給水部からの水漏れを防ぐことができます。

ただしこれは一時しのぎでしかありませんし、増し締めをしても水が止まらないこともあります。 このような場合、早急にパッキンの部品交換をする必要があります。まずは止水栓か元栓を閉めて給水を根本から止めましょう。 水を止めたら付属のパッキンの型を確認し、ホームセンターなどで同型のパッキンを買ってきて交換してください。

排水側

排水側の水漏れは、接続部のパッキンだけではなく、部品そのものが老朽化していることがあります。 樹脂部品ですので30年近く使用できるように作られていますが、ヒビが入り、ヒビから水漏れが発生することがあります。

この場合は、融着テープを巻くことで、水漏れを一時的にしのぐくことができます。 融着テープが手元にない場合は、ガムテープでも対応できますが、1日も保たない可能性があります。

増し締めも、テープによる補修もあくまでも一時的なものですので、水漏れがいったん収まったら、急いで交換部品を入手するか、専門の業者さんに修理を依頼してください。

キッチンの水漏れを自分で直す方法

給水系統の水漏れ

給水系統での水漏れが発生した場合は、まず水漏れ個所を把握してください。 水漏れ個所が見つかったら、次はシンクの下側にある止水栓を時計回りに回して、給水を止めます。

管の接続部から水漏れしている場合は、パッキンの交換を行うだけで水漏れが止まります。 接続部のナットを外して、附属のパッキンの型を確認し、ホームセンターなどで同型のパッキンを購入して交換しましょう。

ハンドル式の蛇口や、混合栓もパッキン交換で水漏れを止めることが出来ます。 蛇口からポタポタと水が止まらない場合は「コマ」と呼ばれる部品が劣化していますので、コマのゴムパッキンを交換してください。

シングルレバー混合栓の水漏れは構造が複雑であるため、無理はせずに専門の業者さんに修理をお願いしましょう。

関連記事:洗面所の蛇口の水漏れは自分で修理できる? 修理方法と料金相場もご紹介

排水系統の水漏れ

シンクに取り付けてあるトラップとシンクの接続部から水漏れが発生している場合は、パッキンの交換が必要です。 上下にあるナットを外すとトラップを取り外すことができますので、パッキンを取り替えて、組み立て直してください。

交換には流し排水栓スパナが必要ですので、パッキンと一緒に購入しておきましょう。

排水ホースやトラップ本体に割れや亀裂が発生して水漏れしている場合は、部品の交換になります。 ホームセンターで同じサイズの商品を購入して、交換してください。

購入したホースが長くても丸めて設置しないようにしてください。熱湯や油が残り、ホースが破損するリスクが高くなります。

関連記事:キッチンの排水パイプで水漏れした場合の修理方法と料金相場

水漏れDIY修理の失敗例

キッチンの水漏れは基本的にホームセンターで入手できる部品で対処が可能です。 ところが安易にDIY修理を行ってしまったため、水漏れ被害が広がったり、ムダな出費をしてしまう結果になることもあります。

例えばシングルレバー混合栓の水漏れを修理しようとした結果、分解はできたものの組み立てができずに、結局専門の業者さんに依頼するようなこともよく聞く話です。 また、ホームセンターで部品を購入したら、部品の規格が違うため、取り付けられなかったという話も聞きますし、苦労してやっと交換ができたと思っていたのに数日後にまた水漏れ…ということもあります。

部品だけでなく、分解のための工具も「これでいいだろう」とよく調べずに買ったら、まったく使えない工具だったということもあります。 そうなると、またホームセンターに向かうことになるため、時間とお金のムダになってしまいます。

また、配管の接続部が固い場合は、無理に回そうとして部品が壊れるようなこともあるので注意が必要です。 自分で部品を交換して補修できるに越したことはありませんが、簡単に作業ができそうにないと感じたら、無理に自分で修理しようとせずに、 初めから専門の業者さんに依頼した方が得策といえるでしょう。

キッチンの水漏れ放置によるトラブル

キッチンの水漏れは、とりあえず簡単に応急処置だけをしてそのままに放置してしまうと、水漏れが再発する可能性が高いです。 また、そもそも水漏れに気づかずに、水が漏れ続けるということも少なくありません。

水漏れが続くと床材の腐食が始まります。床材の腐食は床の強度を弱くするだけではなく、シロアリの発生原因ともなるので、 最悪の場合、大切な家の構造部分までに被害が及んでしまうこともあります。

床材の腐食はリフォームする以外に選択肢はありません。水漏れ初期段階であれば部品の交換だけで済んでいたはずが、 水漏れを放置してしまった結果、被害が大きくなって多大な修理費が必要になってしまうということも珍しくありません。

給水系統からの水漏れであれば水道料金も上がります。 水漏れを先送りしていいことはひとつもありませんので、気付いた段階ですぐにきちんと対処しましょう。

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