2017年11月3日

店舗の外装工事を行うときのポイントとは? 費用相場も詳しく解説!

店舗外装工事の費用と費用を抑えるポイントについてご紹介しています。内装には徹底的にこだわるのに、賃貸物件だとあまりいじることができないと思い、最初から外壁工事は頭に入れていないという方もいらっしゃいます。しかし、お客様の来店のきっかけをつくるのは外装と言っても過言ではないほど、実は重要なものでもあるんです。ここではそんな店舗外装工事についてご紹介していますので、参考になさってください。

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店舗外装が重要な理由は

出典:pixabay

初めて来店するお客様にとって外装は、どんなお店かどうかを判断するための判断基準になります。
店舗の外観を見て、何のお店かを判断し、お店に入るかどうかを決めます。

話題のお店などであれば、インターネットなどで調べ、そのお店に行くことを目的に来店なさる方もいらっしゃいますが、一般的には近くを通る際にお店に気づき、興味を持って来店なさる方がほとんどです。
気づいてもらえるか」「何のお店かわかってもらえるか」「入りたいと思ってもらえるか」は外観によって左右されると言っても過言ではありません。

外観にメッセージ性を持たせることは重要です。ただ店名を掲げた看板を出しただけであれば、お客様には何も伝わりません。よほど興味を持って覗いてもらわない限りどんなお店かわかりませんし、そこまでしてくれるお客様しかターゲットにならないようではお客様は一向に増えません。

何を売っているお店で、どのようなコンセプトを持っているかを外観からきちんと伝えることで、お客様は近くを通るだけでいろいろ想像し、判断ができます。パッと目につき、それだけでおおよそが判断できるような外観を検討しましょう。

店舗外装で抑えるポイント

店舗外観で重要なのはメッセージを持たせることだとご紹介しましたが、ここではそれをもう少し具体的に、どうすべきかについて見ていきましょう。

業種を明確にする

外観で重要なのは「何のお店」であるかをきちん伝えることです。
看板を出すことはもちろんですが、看板だけでなく外観全体からも何のお店であるか分かるようにしたいところです。

飲食店なのか美容室なのか、飲食店ならイタリアンなのかお蕎麦屋さんなのか。それぞれにある程度の型がありますので、その型から大きくはずれないようにしましょう。

お店のコンセプトを伝える

業種を伝えるときにもうひとつ大切なのは、どのようなコンセプトのお店なのかということを伝えることです。

同じ業種のお店でもコンセプトが違えば、来店なさるお客様の客層は違いますよね。
例えば、飲み屋であればリーズナブルでワイワイがやがや楽しめるところなのか、それとも価格帯が高めで大人な雰囲気のお店なのかでターゲットとする客層は違います。エステサロンなどでは、オーガニックなナチュラル系の施術なのか、最新機器を用いた先進的な施術なのかで大きく変わりますし、アパレル店舗でも扱う衣類のテイストで大きく変わります。

どんなものを扱ったお店であるのかと共に、どんなコンセプトのお店なのかを明確に伝える必要があります。

店舗の外壁工事の施工方法の種類と費用相場とは

店舗の外観の大部分を占めるのは外壁です。
実際の外壁工事の施工方法別に、どれくらいの費用が発生するのかを以下に見ていきましょう。

塗装:2千〜5千円/平米
サイディング:4千〜1万円/平米
タイル:8千円〜3万円
左官材:1万〜1万5千円

外壁工事の費用は、どれくらいの面積に施工を施すかにもよりますが、一般的には上記のような価格が目安となります。
最も費用の安いは塗装は、使用する塗料種類により大きく金額が変わり、性能の高い高価な塗料を利用すればそれだけ費用が上がります。塗装は建物自体の見栄えを変えるため、とりあえず見た目の印象を変えたいという場合には手っ取り早くておすすめです。

サイディングも塗装同様、建物自体の印象を大きく変えることができます。
価格的にも安いですが、素材によって見た目の印象が大きく左右されます。サイディングを外壁に利用するときは、素材や質感を重視し、見た目が安っぽくならないように注意して選びましょう。

タイルや左官材での外壁工事は、個性や雰囲気が出しやすいです。 デザインや印象が独特に仕上がるため、競合店などとの差異化が図りやすいのもポイントです。しかし、全て手作業となるため、費用は高額になってしまいます。

店鋪外壁工事の費用を抑えるためには

外観をしっかりと作り込み、個性を出していきたいものですが、予算には限りがあります。
外壁工事の費用を抑えるためには、どのようなポイントを抑えるべきなのでしょうか。

条件の合う居抜き物件を選ぶ

スケルトン物件は自由度の高い設計が可能ですが、全てを一から作るため、内装費も外装費も費用は高くなってしまいます。
費用を抑えるためには、理想の内観・外観に近い居抜き物件を見つける必要があります。

しかし、すべてそのまま利用してしまうと、以前の店舗と全く同じで店舗が変わったことすらわかりにくく、新鮮味がありません。外観の基本色を変えたり、プラスアルファの施工を施すことで差異化を図ると共に、看板などを大きく変更する等工夫をしましょう。

安価な塗装材を使用する

塗料には様々な性能を備えたものがあり、20年程度の耐久性を持つものや、遮熱性などを備えたものなどがあります。
外壁塗装で高級な塗装材を選ぶと、すぐに予算に達してしまいます。
店舗の場合、その場所で長く営業を続けられるとは限りません。そんな物件に性能の高すぎる塗料を用いる必要はないですよね。

とにかく費用を抑えてイメージを変えたい場合は、安価なアクリルやウレタン系塗料か、費用バランスの良いシリンコン系塗料を選びましょう。
サイディング材を用いて費用を極限まで抑えようとすると、仕上がりが安っぽくなりがちですので、塗料で安く済ませる方がおすすめです。

複数の施工業者に見積りを依頼する

最初から1社に絞って相談するのではなく、いくつかの施工業者に見積り依頼をしましょう。
相見積もりの状態にすることで、どの施工業者もできるだけ価格を下げて提示してくれます。

しかし、価格だけで決めないということも重要です。あまりに安い業者では、工程を一部省いたりすることも珍しくありませんので、相場に近く、対応が丁寧で安心して任せられるような施工業者に依頼しましょう。

まとめ

店舗の外観は、お客様を呼び込むためにとても重要な場所のひとつです。
外装では、「気づいてもらえるか」「何のお店かわかってもらえるか」「入りたいと思ってもらえるか」を意識しながら、「どんなコンセプトのお店なのか」まで伝えられるようなメッセージ性のあるデザインや施工が理想です。そのためには外装にも予算を掛ける必要がありますので、あらかじめ内装とは別に外装用の予算を確保しておきましょう。

外壁の費用は塗装、サイディング、タイル、左官材の順に高くなります。
タイルや左官材は個性があり見た目も美しく仕上がりますが、費用は高くなります。多くの場合、店舗外装では塗装やサイディングが一般的です。予算内で理想の外装に仕上げるために材質にもこだわって施工法を決めましょう。

今回は外装がお店の雰囲気を決め、お店側、いらっしゃるお客様の両方にとって重要な要素であることをお伝えしました。内装について語った記事もありますので、内装までこだわり抜きたい方はご覧になってください。 記事リンク:店舗リノベーションにおける注意点

また、こちらの店舗リフォームまとめページ には様々な業種の店舗リフォームについて掲載しています。リフォームの基礎知識、費用相場などの知識を把握して失敗しない店舗づくりにお役立てください。

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