2019年4月23日

ステンレスのシンクに穴が開いたときの対処法を解説 補修の費用もご紹介

ステンレス製のシンクに穴が開く原因は、経年劣化による腐食、包丁など鋭利なものを落としたなどが挙げられます。穴が開いてしまうと、調理や手洗いの際に水漏れが起こります。この記事では、応急処置を含めた補修方法や、業者に補修を依頼した際の費用についてご紹介しています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • メールで送る

ステンレスのシンクに穴が開く原因

ステンレス製のシンクに穴が開く原因は、次の4つのような原因が挙げられます。

  • 経年劣化による腐食
  • 包丁やフォークなど、鋭利なものを落とした
  • シンクに付着した汚れをそのままにしていた
  • 漂白剤、塩素系の洗剤を使用した

上記に挙げた以外にも、「ステンレス」は、サビに強い金属といわれていますが、シンクに付着した汚れをそのままにしていたり、漂白剤塩素系洗剤を使用したことでサビが発生し、そのサビからシンクが腐食して穴が開くことがあります。

シンクの補修方法は、全部で3つある

シンクの穴

シンクの穴を補修する方法は、ご自身でDIY作業をする、もしくは、シンクのみの交換やキッチンをまるごと交換する方法の3つです。各方法について簡単に説明しますので、参考にしてみてください。

シンクの穴をふさぐ

シンクの穴が小さい場合は、大掛かりなリフォームをしなくても、ホームセンターなどで、「補修用パテ(水回り用)」を購入して、ご自身で補修することができます。
この方法は、一時的な応急処置として有効ですので、ぜひ試してみてください。

シンクのみを交換する

シンクに穴が開いてしまったときは、シンクだけ交換することが可能です。
ただし、オーダーメイドのキッチン輸入製品、製造年数が経過している古いキッチンは、シンクのみ交換ができないことがありますので、注意してください。

シンクのみ交換できない場合は、天板を交換するか、キッチンをまるごと交換することになります。

キッチンごと交換する

シンクや天板のみを取り替えられない場合は、キッチン自体を交換するため大規模な工事となります。 システムキッチンの工事は、80万~200万円程度かかるといわれています。シンクしか問題が起きていないのに、そのような高額な費用を払うのは勿体ないですよね。

ステンレスのシンクはそう簡単に穴が開くことはありませんが、日々のお手入れを行い怠らず大切に使いましょう。

シンクの穴を自分で補修する方法をご紹介

シンクの穴

ここでは、シンク開いてしまった穴ょご自分で補修する際に必要な道具や、補修方法を簡単にご紹介しますので、参考にしてみてください。

必要な道具

補修に必要なものには、以下のようなものが挙げられます。どれもホームセンターなどで購入できます。

  • 多用途補修パテ(水回り用専用と記載されているもの)
  • ステンレスクリーン(補修箇所の汚れを落とすため)
  • サンドペーパー(パテの接着力を高めるため)
  • ペーパーウエス、古い布(汚れを拭いたり、ステンレスを磨くため)
  • 養生シート(防水シートを裁断した場合、シートを一時的にとめておくため)

手順

大まかな作業手順とポイントを参考にして、補修作業を行なってください。

  • 1.シンクの穴の位置を確認する

防水シートをめくって、穴の位置を裏からもしっかりと確認しましょう。

  • 2.穴周辺のサビや汚れを落とす

穴周辺のサビや汚れを、「ステンレスクリーン」「サンドペーパー」できれいに取り除きます。そうすることで、パテの接着力が高まります。

  • 3.シンクの裏側から「パテ」で穴を埋める

パテを粘土状に、手で練っておきます。 シンクの裏側から、穴が開いているところに「パテ」を押し込んで完全に穴をふさぎます。

  • 4.穴を埋めた後は、しっかり乾燥させる

穴を埋めたあとは、パテをしっかりと乾燥させることが大切です。約15~30分程度放置して、硬化していることを確認してください。

  • 5.シンクに水を流して、水漏れの有無を確認する

最後に、シンクに水を流して水漏れがないか確認してください。シンク裏から水漏れがなければ補修完了です。

DIYでの補修はあくまでも応急処置

シンクの穴

シンクは経年劣化による腐食や、洗い物などの際に鋭利なものを落としたりすると、穴が開いてしまうことがあります。 また、排水口のフチ周り(ゴミ受け部分)は、加工がとても薄いため、特に劣化しやすいといわれています。 水漏れが発生するとシンク下が水浸しになり、キッチン道具などの収納物が濡れてしまい、後処理も大変ですので早急な処置が必要です。

先にご紹介しましたように、応急処置として有効なのがご自身がDIYで補修作業を行う方法です。 そうはいっても、補修はあくまでも応急処置だということを認識しておきましょう。補修箇所、パテの耐久期間は、腐食や穴の大きさによって異なりますので、永久的に水漏れを止めることはできません。

シンクの穴による水漏れが発生したら、出来るだけ早くシンクの交換、もしくはキッチンの交換をされることをおすすめします。

業者にシンクの穴の補修を依頼した場合の費用は

シンクの穴

業者にシンクの穴の補修を依頼した際の費用は、穴の大きさやシンクの状態などによって異なります。 金属パテによる穴埋めの他に、シンク全体のキズ磨き、ステンレスカラーの吹き付け塗装などの作業が必要ですので、見積書に記載されている、作業工程を確認しておくと安心です。その他に、出張費などの経費についても前もって確認しておきましょう。

業者による穴の補修費用は、25,000円程度を目安にしておくと良いでしょう。 また、一般的な幅(1m)のシンクの交換費用は、60,000万円~80,000円程度が相場となります。 キッチン自体を交換する場合は、メーカーにより価格が異なりますが、100万円以上かかることがあります。

シンクの交換やキッチンリフォームを行う場合は、業者にキッチンの配置やサイズなどを実際に確認してもらい、適切な提案をしてもらうために、現地調査を必ず行ってもらってください。

まとめ

シンクの穴

ステンレス製のシンクは、経年劣化による腐食や、鋭利な刃物などを落とした際に、穴が開いてしまうことがあります。主な補修方法としては、ご自身がDIYで補修作業を行ったり、シンクのみの交換、もしくはキッチン自体をまるごと交換する方法になります。

DIYでの補修は、一時的な応急処置としては有効ですが、完全に水漏れを止めることができないことがあるので、注意してください。水漏れが発生した場合は、応急処置を施した後、速やかに業者へ依頼するのが得策といえます。

業者にシンクの穴補修を依頼した際の費用は、それほど高額ではありませんが、キッチンそのものを交換する場合は、100万円以上になることがあり、費用も高額になります。放置はせずになるべく早く対処しましょう。

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!

リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。
リフォマなら中間マージンカットで専門業者をすぐ紹介
監修者:

渡邊 一伸(ナベさん)

大工歴35年。大手ハウスメーカーで2年間現場監督に従事。3000棟以上のリフォーム・住宅修理の工事管理の実績をもつ。阪神淡路大震災においては1年間復興財団に奔走。その後、独立し、会社を10年経営。2016年に1月に株式会社ローカルワークスに入社。